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「花亭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

花亭の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ふもれすく」より 著者:辻潤
聴きに行きたがったのか? 染井の森から御苦労になけなしの金をこしらえて神田の立花亭のヒル席に出かけたものだ。 馬楽と、焉馬と、小せんの三人会があったのだ。こ....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
お米とお源はフトンをひッかぶっておそくまで寝ている。 そのうちに、旅絵師の松川花亭という若いニヤケた男がフラリと来て、この家に住みついてしまった。以前にもここ....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
等種々な変わり品があるが、こんな異品をひとところに蒐めて作りその花を賞翫しつつ槿花亭の風雅な主人となった人をまだ見たことがない。 ムクゲは木槿の音転である。な....
初看板」より 著者:正岡容
》をとらせてくれるという話がふって湧きました。そのうえ、昔の師匠燕枝と新石町の立花亭のあるじが仲へ入ってくれまして、思いもかけない小さんの名前を、いまの師匠から....
寄席行灯」より 著者:正岡容
たまえと、新東京の四方様方に、伏してお願い申し上げます。 (昭和七年四月、神田立花亭、初めて古風な蝋燭仕立ての会をせし時) 口上 薫風五月夏祭、神田祭....
わが寄席青春録」より 著者:正岡容
い得た。思うに私の寄席修業のこれが第一の「悟り」の日であったらしい。同じ頃神田立花亭主人大森君は、私に寄席の淫乱という尊称をあえて奉《たてまつ》ってくれた。世の....