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花見月
「花見月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
花見月の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
し共の一家が多年住みなれた吉原の廓を立退きましたのは明治六年の四月、新しい暦では
花見月の中頃でございました。今度引移りましたのは今戸の小さい家で、間かずは四間の....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ある。
堂の四隣に樹木多く、呼んで子恋《こごい》の森という。
あたかもよし、
花見月のおまつり日和。
武家屋敷に囲まれたたんぼの奥に、ふだんはぽつんと島のよ....
「平造とお鶴」より 著者:岡本綺堂
月は早く来た。したがって、時候はひと月おくれになって、今までは三月と決まっていた
花見月が四月に延びた。 その四月の花見に、ここの町内のひと群れが向島へ繰出すと....