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「花鳥画〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

花鳥画の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
女の乳房のように※ぎ口から絶えず乳を滴らす無花果、蜜柑、紅玉のような柿。――支那花鳥画の名手徐熙の孫で、花卉を描くのに初めて没骨法を用いたというので知られている....
めでたき風景」より 著者:小出楢重
いてもそうであるが、それらの題材のみを描いた絵に対して特別な名称、例えば山水画、花鳥画といったようなものがなかったように思う。 西洋ではナチュールモルトといっ....
帝展を見ざるの記」より 著者:寺田寅彦
どこか他所で見たような気がし出して来ると、私の眼は自然にその隣りの小型の美人画や花鳥画に移って行ったりする。 二室三室と移って行くうちに、始めの緊張した心持は....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
歌は絵本と摺物においてよく浮世絵の山水画を完成せしめたるのみならず、また浮世絵の花鳥画においても見るべきものを出《いだ》さしめたり。歌麿の絵本『百千鳥《ももちど....
想い出」より 著者:上村松園
て戴いたものです。 私はその時分から人物画が好きで、その為、一枝ものや、山水、花鳥画はともすると怠り勝ちで、「あんたの描きたいものは、京都には参考がなくて気の....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
までとか、未完成で反古とした書損じが、同じ図ばかり何枚となく一まるめにしてあり、花鳥画ならば、やはり同様に三筆四筆落して途中で止めた物が、幾つか束になったまま、....