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芳情
「芳情〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
芳情の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
のりにも通じる敬虔な祈りのようなもの。
――彼の希っているのは、そんな新世界の
芳情ある題であった。
日も落ちてから矢代らは、あまり日比谷とへだたらぬ懐石店....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
病も卑怯《ひきょう》である。是非が無い。有難き仕合、当日|罷出《まかりい》で、御
芳情御礼申上ぐるでござろう、と挨拶せねばならなかった。余り御礼など申上度いことは....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
って当座の礼心を表したとある。実隆はかく宗祇を禁裏に推挙し、その他何事につけても
芳情を示したからして、宗祇もまた二なく実隆を頼んだので、在洛の間にたびたびの訪問....
「小説 円朝 あとがき」より 著者:正岡容
されている小山写真館主の極めて良心的な製作にかかる。毎時ながらの水島爾保布画伯の
芳情とともに、それぞれ御礼を申し上げてやまない。 作者....
「志士と経済」より 著者:服部之総
ところ、御承知にて早速金百両御差し向け下され、慥《たしか》に収手《しゅうしゅ》御
芳情感佩奉り候。追々正義家の為に相用ひ申すべく喜び入り候。尊家の御事御国の御事、....
「茂吉の一面」より 著者:宇野浩二
あての葉書で、その葉書には、「拝啓酷暑の候御清適大賀奉り候非常に上等品いただき御
芳情大謝奉り候深く御礼申上候○御作中、あの御材料はよき歌と相成らず、三首のみ選び....