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「芸林〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

芸林の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
濹東綺譚」より 著者:永井荷風
となして排《しりぞ》けている。治国の事はこれを避けて論外に措《お》く。わたくしは芸林に遊ぶものの往々社を結び党を立てて、己《おのれ》に与《くみ》するを揚げ与せざ....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
といって、都でもかくれのない賢婦人であるし、息子の光悦も、本阿弥の辻に住む有名な芸林の名匠で、まぎれもなくあの本阿弥光悦であることがわかってくる。 およそ刀を....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
人ではないが、覚一のごとく、芸術に生きて、あの大暗黒期の下から、長い後世にわたる芸林の源泉をせせらぎ出していた人があったという。以来、私は私なりに、書庫の鼠とな....