» 芽を摘

「芽を摘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

芽を摘の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
刺繍」より 著者:島崎藤村
嘆息して了った。でも、この根岸へ移って落着いてからは、春先に成ると蓬《よもぎ》の芽を摘みに行くところがあると悦んで、軽々とした服装《みなり》をしては出掛けて行っ....
三狂人」より 著者:大阪圭吉
燥に満たされて来た。いつからか凝り始めた盆栽の手入れをしながら、うっかり植木の新芽を摘みすぎてしまったり、正規の回診時間にひどい狂いが起きたりするうちはまだよか....
新茶のかおり」より 著者:田山花袋
つまみの新茶を得て、友と初夏の感じを味ったこともあった。若い妻と裏にあった茶の新芽を摘んで、急こしらえの火爐を拵えて、長火鉢で、終日かかって、団子の多い手製の新....
ルバイヤート」より 著者:小川亮作
に酔い痴れて倒れるほど、 ああ、そんなにも酒をのみたいもの! 81 尊い命の芽を摘みとられる日、 身体の各部がちりぢりに分れる日、 その土でもし壺を焼いたら....
日は輝けり」より 著者:宮本百合子
眺める一本の樹木、一条の小川からも湧き返って来るのである。 垣根の「うつぎ」の芽を摘んでは、胡桃《くるみ》あえにして食べたこと、川へ雑魚《ざこ》を掬《すく》い....
一つの思考実験」より 著者:寺田寅彦
者に与える。それよりも起こるべくしてわずかに起こらないでいるあらゆる過失や危険の芽を摘発し注意を与える事がいっそう有益である。たとえば電車や公共建築物設備の不完....
麦畑」より 著者:宮本百合子
何うだか、東北地方では、「うこぎ」を生垣にして置いて、春先に成ると柔かい新萌えの芽を摘んで、細かく刻んで、胡桃《くるみ》やお味噌と混ぜて食べるのである。 頭に....
貞操問答」より 著者:菊池寛
してやって来た。だから、懲り懲りしている。清浄に、潔く、心持の上でも、その野心の芽を摘み取っているのであるが、しかし自分があきらめているだけに、新子の周囲も、掃....
次郎物語」より 著者:下村湖人
す。 私たちにとって、朝倉先生を我校から失うことは、私たちの学徒としての生命の芽を摘みきられるにも等しい重大事であります。私たちは、これまで、朝倉先生を仰ぐこ....
おさなご」より 著者:羽仁もと子
とです。そうして罪のある、しかし罪の自覚のないうちに、そのうすいうちに、ある罪の芽を摘みとり、ある罪を弱らせてやらなくてはならないのです。私はそれをおさなごの罪....
食道楽」より 著者:村井弦斎
。 第十八 嫁菜《よめな》飯 春になって野へ嫁菜が出ましたら軟《やわらか》い若芽を摘んで塩湯で一旦《いったん》湯煮て水へ二、三時間漬けておくとアクが出ます。そ....
山の人生」より 著者:柳田国男
造って鳥や魚を射て捕えることを、父から教えられた。 春が来ると、いろいろの樹の芽を摘んでそのまま食べ、冬は草の根を掘って食べたが、その中には至って味の佳いもの....