芽柳[語句情報] » 芽柳

「芽柳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

芽柳の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雲霧閻魔帳」より 著者:吉川英治
いころ。 垂れを鳴らして、その駕が、葭町の辻を斜めに切ると、すぐまた、辻燈籠と芽柳の間に、ひょいと、姿を見せた十八、九の若い武士が、 「駕屋駕屋、もう一挺――....
」より 著者:吉川英治
、先はお旗本の御隠居、どじをするなよ」 「はいっ」 彦太は、堅くなって答えた。芽柳が、南割下水のゆるい流れと人通りの少ない往来に添って、並木になっていた。 「....
柳生月影抄」より 著者:吉川英治
じゃが念の為、何か他に異変はないか。邸の内、一応、静かに検めてみい」 橋袂の堤芽柳の糸が、ゆるい流れに届くほど垂れている。 柳の上に、月があった。水の瀬には....