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苓
「苓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
苓の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
る上へ落したら、その子生まれて不具となる。ススハリマウは地下に在る硬菌塊でまず茯
苓雷丸《ぶくりょうらいがん》様の物らしい、その内にまだ生まれぬ虎の魂が住み、牝虎....
「白くれない」より 著者:夢野久作
つ。万豪和尚より習ひ覚えしといふ奈美女の優れたる竹抱、牛血、大蒜、人参、獣肝、茯
苓草のたぐひを浴びるが如く用ふれども遂に及ばず。果ては奈美女の美しく化粧せる朝夕....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
底からでも湧き出したかの様。白髪を後茶筌に束ねた白髯の老翁。鼠色の道服を着し、茯
苓突きの金具を杖の代りにして立っていた。 「でかしたでかした。敵は大男じゃ、しか....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
さまの蛙かな おもかげもかはらけ/\年の市 秋雨や水底の草を蹈み渉《わた》る 茯
苓《ぶくりゃう》は伏かくれ松露《しょうろ》はあらはれぬ 侘禅師|乾鮭《からざけ》....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
木をふところにして乗ると船に酔わないというが、ひどく船酔いした時には、半夏陳皮茯
苓の三味を合せて呑ませるさ、だが、そんな物のない場合が多いから、しかる時には、童....