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「苔色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

苔色の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ゼラール中尉」より 著者:菊池寛
たい流れの激しい小川がその丘陵の間を幾筋も流れていた。 八月三日になると、もう苔色《こけいろ》の軍服を着たドイツの軽騎兵がその間に出没し始めた。 四日の日は....
母子像」より 著者:久生十蘭
のある子供なんです。麻紐で首を締められて、島北《しまきた》の台地のパンの樹の下で苔色になって死んでいました……それにしても、ほどがあるので、首が瓢箪になるほど締....