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苔類
「苔類〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
苔類の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「不尽の高根」より 著者:小島烏水
の常緑|濶葉樹が繁茂する暖地から、山頂近くチズゴケやハナゴケなど、寒帯の子供なる
苔類が、こびりつく地衣帯に至るまでの間は、登山路として最も興味あるもので、手ッ取....
「変な男」より 著者:豊島与志雄
下り立って、植込の間の蜘蛛の巣を指先でつっ突いたり、またはいつまでも屈み込んで、
苔類を一々見調べたりした。台にのってる小さな木の箱に、二三十銭の駄金魚が六七匹飼....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
思議な害悪に侵されてる部分にはいった。蜘蛛《くも》の糸のような長い細かな地衣科の
苔類が、赤い樅の枝を網で包み込み、それを頭から足までからげ上げ、木から木へ移って....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
大和本草《やまとほんぞう》』巻之九(宝永六年発行)には 万年松 一名ハ玉柏本草
苔類及|衡嶽志《しょうがくし》ニノセタリ国俗マンネングサト云鞍馬高野山所々ニアリ....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
それからそのぉ、ツンドラ地帯というのは。」 「幌内川沿岸の一円の地帯で、つまり蘚
苔類の堆積で深い幾段もの層を成しているのですね。下層は土に化したように、こう黒く....