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苟合
「苟合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
苟合の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
史の術数《じゅっすう》、近親の圧迫、社会の環視、女に対する男の覬覦《きゆ》、女の
苟合《こうごう》などという葉子の敵を木村の一身におっかぶせて、それに女の心が企《....
「超人鬚野博士」より 著者:夢野久作
ルンペン道は甚だ簡明|直截である。 名誉や金銭に縛られて心にもない妥協をしたり
苟合したり、腐敗したり、堕落したりして、純真な恋を踏み蹂ったり、引歪めたり、売物....
「伝統と進取」より 著者:九鬼周造
、外囲の事情が全く反対になってしまって、ある読者には私が現時流行の日本主義に阿諛
苟合するかのような感を与えたかも知れない。『「いき」の構造』から「外来語所感」に....
「二・二六事件に就て」より 著者:河合栄治郎
一部少数の〈暴〉力に依るべきかは、厳として対立する見解にして、その間何等の妥協|
苟合を許されない。若し対立する見解の一方を採るならば、その所信に於て貫徹を期すべ....