若冲[語句情報] » 若冲

「若冲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

若冲の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
硝子戸の中」より 著者:夏目漱石
がいつか絵画の方に滑《すべ》って行った。その男はこの間参考品として美術協会に出た若冲《じゃくちゅう》の御物《ぎょぶつ》を大変に嬉《うれ》しがって、その評論をどこ....
草枕」より 著者:夏目漱石
。どうしても昨今のものとしか受け取れない。 横を向く。床《とこ》にかかっている若冲《じゃくちゅう》の鶴の図が目につく。これは商売柄《しょうばいがら》だけに、部....
一夜」より 著者:夏目漱石
たる払子《ほっす》の先には焚《た》き残る香《こう》の煙りが染《し》み込んで、軸は若冲《じゃくちゅう》の蘆雁《ろがん》と見える。雁《かり》の数は七十三羽、蘆《あし....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
、その時、菊の間には阿波守そのほか四人の影だけ……。 白い襖という襖一面、伊藤若冲の描いた乱菊の墨色あざやかに、秋の夜は冷々と冴え更けている。 と……、床わ....