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若山
「若山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
若山の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黴」より 著者:徳田秋声
れで、父でも呼び寄せて話をつけて下さればいいのに、いくら法律を知っているたって、
若山さんなどと相談して、まるで私たちを叩き出すようなことばかりなすって……。」 ....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
際私法」となっているが、津田先生の訳の方が比較的好いようである。その後ち、たしか
若山儀一という人が「万国私法」と言う本を出したことがあると記憶する。明治十四年ま....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ちゃいられなくなりそうだ」 この時、早櫓《はやろ》でもって、矢を射るようにこの
若山丸の船腹近く漕ぎつけて来た一隻の伝馬は、篝火《かがり》もなし、提灯もなし、ほ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
役目でございます」 六 伊勢の国|大湊《おおみなと》から出た
若山丸は無事に伊勢の海を出て、東海の航路を駛《はし》って行ったのでありましたが、....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
、朽目に埃も溜らず、冷々と濡色を見せて涼しげな縁に端居して、柱に背を持たしたのは
若山|拓、煩のある双の目を塞いだまま。 生は東京で、氏素性は明かでない。父も母....
「読書遍歴」より 著者:三木清
るが、作歌の上で特に影響を受けたのは、その時代の多くの青年に普通であったように、
若山牧水であったであろうか。 四 中学時代、私の得意としたものがあ....
「日記」より 著者:宮本百合子
についた。 芸術のための芸術と云う人と、人生のための芸術と云う人。宇野浩二氏の
若山牧水氏作品評、評の適不適より、宇野氏のヘラヘラの他の一面、其処では、一種の人....
「神経」より 著者:織田作之助
その南が一夜のうちに焼失してしまったことで、「亡びしものはなつかしきかな」という
若山牧水流の感傷に陥っていた私は、「花屋」の主人や参ちゃんの千日前への執着がうれ....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
テエブルには、音楽会の晩、私に利休鼠の頭巾を貸してくれた、小さな小さな商人風の、
若山牧水に似た顔のお爺さんと、その連れの須田町のある旅館の主人だという、これも江....