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若州
「若州〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
若州の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
の手当ては言うまでもなく、寛斎留守中は大垣の医者を頼み、おりから木曾路を通行する
若州の典医、水戸姫君の典医にまですがって診察を受けさせたことも書いてよこした。と....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
す。雲州でクチナワダコといい、雲州と讃州でこれは蛇の化けるところという。蛇化の事
若州に多し。筑前では飯蛸《いいだこ》の九足あるは蛇化という。八足の正中に一足ある....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
後から積み出しが実際にあっても、抜荷の恐れのあることもあったが、幸いに着船地たる
若州の守護は武田で、その被官人の粟屋という者は、実隆の妻の実家なる勧修寺尚顕の女....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
シ○ケムリタケ○ミヽツブレ○ミヽツブシ(讃州)○ツンボダケ○キツネノハイブクロ(
若州)○メツブシ○キツネノチャブクロ(和州)○チトメ○キツネノヒキチャ(勢州)○....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
いっていられた。ある藩では武芸を尊んで数学など修めることは極端に抑えた所もある。
若州小浜藩には算家というものは出ていないが、全くその一例である。地方の農家の人達....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
み、左岸にティエラ・デル・フエゴ州の小丘陵の起伏するを見る。 船入布、知是波多伍
若州。 (船はマゼラン海峡に入っても風はまだおさまらず、怒濤の音のひびくうちに夕....
「志士と経済」より 著者:服部之総
た。 安政四年十月四日付、雲浜から大和五条下辻又七への手紙でみると、さらに郷藩
若州の産物方へ連絡をとって、大和方面の菜種や木綿の新市場を北陸一帯から蝦夷《えぞ....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
した人は誰も知るが如く幽斎細川藤孝だった。 藤孝が、信長へそれを計る前に、彼は
若州小浜の武田にもそれを図っていたし、そこで事成らず、転じて越前の朝倉義景へ相談....