苦楽を共にする[語句情報] » 苦楽を共にする

「苦楽を共にする〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

苦楽を共にするの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
武装せる市街」より 著者:黒島伝治
務時間も、休む寝床も、はッきりと区別がついていた。兵士は麦飯だ。将校は米だった。苦楽を共にするのは兵士たちの間だけに於けることだ。彼らは、久しく入浴しなかった。....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
法とは他人の願い求める仕事を理解して、それを扶け誘導することです。禍福を分かち、苦楽を共にするというのがそれです。しかし、お経にはかように菩薩の道として四つの方....
三つの「女大学」」より 著者:宮本百合子
から捨てている愚を、福沢諭吉は社会全体の進歩というところから痛歎している。「夫婦苦楽を共にするということは努々《ゆめゆめ》等閑《なおざり》にさるべきことではない....
女大学評論」より 著者:福沢諭吉
能く楽しみ、以て人生を成すの道理は記者も許す所ならん。然らば則ち夫婦家に居るは其苦楽を共にするの契約なるが故に、一家貧にして衣食住も不如意《ふにょい》なれば固よ....
三国志」より 著者:吉川英治
着きの目あてのある者は、家に帰れ。あてのない者は、病人たりとも、捨てては行かぬ。苦楽を共にする気でご主人に従って参れ」と、いい渡した。 貰う物を貰って、自由に....