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苦茗
「苦茗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
苦茗の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
のかこいに入って見ると、『瑞陽』のお鶴が死んで水に浮かんでおった」 ゆっくり、
苦茗《くめい》をすすり、 「……鳥見役、網差、両名立ちあいにてお鶴医者|滋賀石庵....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
庵――彼は殊に、清冽な梅花を愛した――は、花信を得るごとにこの老友を訪れて、共に
苦茗を啜り、尽きざる閑談に時を忘れた。 こころをば花あるやどにとめられて 身こそ....