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苦虫を噛み潰したよう
「苦虫を噛み潰したよう〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
苦虫を噛み潰したようの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
からんかったよ。大した事じゃないから、君、どうでもえゝじゃないか」 けれども、
苦虫を噛み潰したような顔をしているその友人は、中々こんな事で承知しそうもないよう....
「書斎」より 著者:辻潤
頂戴している頃のこと、女の先生と机を並べてカアライルの『サルタル・リサルタス』を
苦虫を噛み潰したような顔をしながら読み耽っていた時分、私は自分達が間借りをしてい....
「ロウモン街の自殺ホテル」より 著者:牧逸馬
しそうに覗いて来るのを私かに唯一の楽しみにしているだけで、ホテルにいる時は何時も
苦虫を噛み潰したような顔を据えて、無愛想に構え込んでいる。が、それにも係らずホテ....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
の爺いさんに紹介するのは
造做はない。あれが住む洞穴も遠くはない。
しかし厭な、
苦虫を噛み潰したような面の奴で、
強情で手におえないて。
あの不機嫌な親爺には、....