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「英主〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

英主の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
野中王子、比曽原王子、中川王子、湯川王子、小広王子)。一村に至尊、ことにわが朝の英主と聞こえたる後鳥羽院の御史蹟六つまで存するは、恐悦に堪えざるべきはずなるに、....
ルバイヤート」より 著者:小川亮作
してイランを再興したと伝えられる勇士。 〃 ケイホスロウ――ケイアニイ王朝中興の英主。 74 マギイ――拝火教の司祭。イスラム教以前のイランの宗教は拝火教であっ....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
は、マイスネルの考証に賛成し、さらに一歩を進めて該法典はバビロン建国第一期時代の英主ハムムラビ王が当時の法律を集めて編纂したものであろうとの推測をなし(Deli....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
と、洛陽の識者は評して「これは必ず唐の昭宗であろう」と言った。 唐の昭宗皇帝は英主であったが、晩唐の国勢振わず、この洛陽で叛臣|朱全忠のために弑せられたのであ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
穏かになって、歴史を典拠として論じはじめました。 それは、尾州家は最初のうちは英主が出たが、いけなくなったのは五代|継友《つぐとも》あたりからのこと。それは例....
仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
震わせた。 中納言家はこの時四十歳であったが、宗武卿以来聡明の血が伝わり、代々英主を出したが、当中納言家もその選に漏れず、聡明にして闊達であり、それが風貌にも....
炭焼長者譚」より 著者:喜田貞吉
寺入道に見出されて本領の安堵を得たのみならず、西海の軍に功を立てて、津軽家中興の英主として名を揚げるに至ったのだと書いてあるという。これがその話の大要で、藤太の....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
いる者は、三斎公が偉くあってもなくっても、問題ではなかった。忠利その人を心から、英主と仰いでいるのだった。 ――これはずっと晩年の話であるが、その忠利をどんな....
三国志」より 著者:吉川英治
この諸葛瑾こそ、諸葛孔明の実兄で、弟の孔明より年は七つ上だった。 呉を興した英主孫策を失って、呉は一たん喪色の底に沈んだが、そのため却って、若い孫権を中心に....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
定していない。 誰も知っている通りに、武蔵はその余生を熊本の城下に送り、当時の英主細川|忠利に晩節を捧げていた。武蔵と忠利の間がらは、本来単なる主人と家来とい....