英和[語句情報] » 英和

「英和〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

英和の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文章」より 著者:芥川竜之介
へ目を移した。 「これですか? このマソヒズムと云う……」 「ええ、どうも普通の英和辞書には出て居らんように思いますが。」 保吉は浮かない顔をしたまま、マソヒ....
野分」より 著者:夏目漱石
く云って退《の》けた。 江湖雑誌《こうこざっし》の編輯《へんしゅう》で二十円、英和字典の編纂《へんさん》で十五円、これが道也のきまった収入である。但《ただ》し....
思案の敗北」より 著者:太宰治
というのではなかろうか、と多少のときめきを以て、机上の辞書を調べたが、私の貧しい英和中辞典は、なんにも教えて呉れなかった。ああ、ダンテのつよさを持ちたいものだ。....
仮装人物」より 著者:徳田秋声
でどうしたんだね。」 「近いうち一度お伺いしようと思っていましたの。私瑠美子を仏英和の幼稚園へ入れようと思うんですけれど、あすこからではこの人には少し無理でしょ....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
人が案出したのが最初であるという事であるが、文久二年初版慶応三年正月再版訳了の「英和対訳辞書」(堀達三郎著)には、既に自由という訳字を用いている。しかるに、福沢....
播州平野」より 著者:宮本百合子
机の上は整理されていた。きちんとおかれた赤とブルーブラックのインク。硯箱、和英、英和と漢和の字書。まとめて綴られている書類。教育、心理、物象などの参考書。そのわ....
昨今の話題を」より 著者:宮本百合子
、表面的にそのような世相を反撥して地味な制服を着ろとか、家事を見習えとか云い、仏英和女学校などでは女学生のスカートの長さが規定どおりか否かを一々物尺で計って教師....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
『ツシマ』 ※『ソーニャ・コヴァレフスカヤ』 ?『広辞林』 『漢和字典』 ※『英和』 ※??」は縦中横]『和英』 『世界経済年報』ヴァルガ ※『日本経済批判....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
又ソーラ、そうだと思ったという顔でしょう? 目に見える)その結果は次のようです。英和では 岩波版、斎藤、熟語本位英和中辞典。 千頁前後のポケット型のものとして....
魔都」より 著者:久生十蘭
飛んだ岩藤ね」 繊手を伸べて、トンと印東の胸を衝く。 御存知の方もあろう。仏英和女学校の才媛で、この土地から出てからも、フランスの尼さんのところへ蟹行本《か....
黄泉から」より 著者:久生十蘭
く死んでしまった。おけいは赤坂表町の須藤という弁護士の家へあずけられ、三崎町の仏英和女学校へ通っていたが、水曜日にはルダンさんのところへきてフランス語の勉強をし....
藪の鶯」より 著者:三宅花圃
紙が来まして。今日は帰るなといってきました。 女「そう。にぎやかでいいこと。あの英和|字彙《じい》があるならお貸し遊ばしてちょうだい。 服「サアサアお持ち遊ばせ....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
名の Garlic もまた厳格にいえば同じくこれをコビルとせねばならない。普通の英和辞書にあるように単にニンニクでは正解ではない訳だが、先ず先ず通俗にいえばそれ....
一寸怪」より 著者:泉鏡花
上へ紙入を置いて、後向に洋服を着ている間に、それが無くなる、或時は机の上に置いた英和辞典を縦横に絶切って、それにインキで、輪のようなものを、目茶苦茶に悪書をして....
一日一筆」より 著者:岡本綺堂
ういう嘘を吐いた。 学校では今月から会話の稽古が始まった。英語の書物を読むには英和の字書で済むが、英語の会話を学ぶには和英の字書がなくてはならぬ。就てはヘボン....