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「英国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

英国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
かさがあった。 岸の奥まった所に白い壁の小さな家屋が見られた。そのかたわらには英国の国旗が微風にあおられて青空の中に動いていた。「あれが検疫官のいる所なのだ」....
或る女」より 著者:有島武郎
、軒並みに掲げられた日章旗が、風のない空気の中にあざやかにならんでいた。その間に英国の国旗が一本まじってながめられるのも開港場らしい風情《ふぜい》を添えていた。....
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
た。かくて二人は孤島にあって、美しい間柄で日を過したのみならず、遂に船に救われて英国の土を踏むことが出来た。フライデーが来てからは、その孤島には対人的道徳即ち社....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
星の輪の生成については非常に明瞭な考えを与えたものである。 ラプラスと同時代に英国にはハーシェルが活動していた。彼は大望遠鏡で星雲を研究した結果としてこれらの....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
えたのであります。 ドイツがオランダ、ベルギーに侵入することはあっても、それは英国に対する作戦基地を得るためで、連合軍の主力との間に真の大決戦が行なわれるだろ....
唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
す。……多分、皆お互に、こうした運命だと存じます。……短銃は特に外国に註文して、英国製の最優良なのを取寄せました。連発ですが、弾丸はただ一つしか籠めてありません....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
友吉博士が無知の東京帝大理学部の排斥により同大学を追われたのは二十余年前である。英国理学の大家、エレクトロン首先研究者、クルクス管の発明者、ローヤル・ソサィティ....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
かる霊媒現象が起りつつある間に、彼は幾多の学界の創立に関与し、殊に一八八二年、『英国心霊協会』の創立に際しては大いに奔走の労を取り、又一八八四年、『ロンドン神霊....
銀座は昔からハイカラな所」より 著者:淡島寒月
うのがあって此処がいわば車庫で、雷門と芝口との間を往復していたのです。この車台は英国の物を輸入してそのまま使用したので即ち舶来品でした。ですから数はたった二台し....
寺内の奇人団」より 著者:淡島寒月
来たもので、私などは毎日のように出掛けて、それを見せてもらいました。この連中に、英国生れの力持がいて、一人で大砲のようなものを担ぎあげ、毎日ドンドンえらい音を立....
土俗玩具の話」より 著者:淡島寒月
い事は、人類最古の文明国たりし埃及時代に已に見事なものが存在したのでも知られる。英国の博物館には、四、五千年前のミイラの中から発見された玩具が陳列されてあるので....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
文房具屋で、本や新聞も売るし、製本もやっていた。リボーは名前から判ずると、生来の英国人では無いらしい。とにかく、学問も多少あったし、占星術も学んだという人である....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
介の輩のごときは仏蘭西に結びその力を仮りて以て幕府統一の政をなさんと欲し、薩長は英国に倚りてこれに抗し互に掎角の勢をなせり。而して露国またその虚に乗ぜんとす。そ....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
た。 その日私は、先日なくなられて早稲田大学政治経済部葬になった市村今朝蔵氏が英国で勉強する為に――洋行するので、横浜に見送りに行っていて、発会式の時のことを....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
に日本人によって書かれた軍事学の中で最も価値あるものと信ぜられるが、日本の国防と英国の国防を余りに同一視し、両国の間に重大な差異のあることを見遁している点は、遺....