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英訳
「英訳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
英訳の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
などを貸した。彼は四学年を卒業した時、こう言う借りものの小説の中に「猟人日記」の
英訳を見つけ、歓喜して読んだことを覚えている。が、「教育上の責任」は常に彼等と人....
「玄鶴山房」より 著者:芥川竜之介
せずに小型の本に読み耽《ふけ》っていた。それは Liebknecht の追憶録の
英訳本だった。が、重吉は通夜疲れの為にうとうと居睡《いねむ》りをしていなければ、....
「追憶」より 著者:芥川竜之介
である。僕は西川と同級だったために少なからず啓発を受けた。中学の四年か五年の時に
英訳の「猟人日記」だの「サッフォオ」だのを読みかじったのは、西川なしにはできなか....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ものになってしまったのである。読者もしこの拙訳と同時にまた一戸君の書に採録された
英訳や同君の達意の訳詩を参照されれば、より明らかに原詩の面影を髣髴させることを得....
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
んだ。で包んだ。他はすべて彼の作として異論がない。 はじめ、フィツジェラルドの
英訳をテクストとした森亮氏の傑れた訳業に啓発されて、全部|有明調の文語体で翻訳し....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
青年に訴う」、「パリ一揆」、「法律と権威」、「略収」の数章は、すでに小冊子として
英訳が出て居る。 この露国の『謀反人の言葉』は、今東京監獄の一監房の隅において....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
出させた。それからまた、彼女はドクトル・シャロック(英国著名の宗教家)のことや、
英訳された「死」に関するオランダの著書などについて語った。 「しかし、ドレリンコ....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
ウ、『ニーベルンゲン譚詩』――世界古典叢書だな。これはラスベルグ稿本の逐字訳で、
英訳の中では一番価値の高いものなんだが」 と、ずしりと腕に耐える部厚なものを繰....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
年の十一月号の遅れたのに出たのでように思われた。 ファラデーはノビリ等の論文を
英訳して、これに弁明を附し、一八三二年六月のフィロソフィカル・マガジンに出した。....
「褐色の求道」より 著者:岡本かの子
とヘルマン・ヘッセのシッダールタという本を思い起した。私はこの本を倫敦にいたとき
英訳で読んだのだが、その原著者は確かに独逸人である。この本の主人公シッダールタは....
「茶の本」より 著者:岡倉由三郎
れに習って『茶経』と言わずに『茶の本』としたわけは、原文が陸羽の書物のそのままの
英訳でないことを思い合わせる時、なまじいに、あの本の名を借り用いては、意外の連想....
「米国の松王劇」より 著者:岡本綺堂
りませんでした。 台詞は寺子屋の浄瑠璃の本文を殆ど逐字訳といっても好いくらいに
英訳したもので、紐育で作られた台本を用いているのだと聞きました。涎くりが戸浪に叱....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
いで金に換えたものであるが、それでも二葉亭の飜訳としてはかなり不手際であっても、
英訳本と対照するにやはり擅に原文を抜いたり変えたりした箇処は少しもなかった。イク....
「西航日録」より 著者:井上円了
記念に一作をとどめよとの請求切なれば、やむをえず相かわらずの俗調をつづり、これに
英訳を付して留別となせり。左に原訳対照したるものを録し、後日の一笑に供す。 ....
「本所両国」より 著者:芥川竜之介
美しさを教えたものは何よりも先に「お竹倉」だったであろう。僕は中学を卒業する前に
英訳の「猟人日記」を拾い読みにしながら、何度も「お竹倉」の中の景色を――「とりか....