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「英詩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

英詩の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
倫敦消息」より 著者:夏目漱石
がある。七十円は高いが欲い。それに製本が皮だからな。この前買った「ウァートン」の英詩の歴史は製本が「カルトーバー」で古色|蒼然《そうぜん》としていて実に安い掘出....
婦人作家」より 著者:宮本百合子
ある。ふりがなをつけても意味のよくのみこめないような漢文調で書かれた感想の間に、英詩が原文のまま引用されているという風で、一種の婦人政客であった彼女には、婦人大....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
たところで、ここは英吉利ロンドンの、しかもさっきもいうとおりのメイフェアである。英詩のごとく飽くまで上品に、そして、何よりも怒ってはいけない。 ここで、機をみ....
オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
ると、同時に三人は、呆気にとられた眼で法水を見上げた。 それは、韻律を無視した英詩で記されたところの、次のファン・レターに過ぎなかったのである。 ....
日記」より 著者:宮本百合子
、教室(五年頃の)。甫守。自分は、ひどく華やかに赤いスウェーターをパンとき、何か英詩をよまされる。一寸見た時は、バイロンの Roll on と云う、海の詩だと思....
環礁」より 著者:中島敦
あって、本が載っていた。取上げて見ると、一冊は厨川白村《くりやがわはくそん》の『英詩選釈』で、もう一つは岩波文庫の『ロティの結婚』であった。天井に吊るされた棚に....
恐怖の季節」より 著者:三好十郎
い作品で、戦争中に「わたし」が知り合いになった、一風変ったおもしろい気骨を持ち、英詩を作る老自由主義者のことが書いている。淡々と記録風な書き方がしてある。「夜と....