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英雄伝
「英雄伝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
英雄伝の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「春の盗賊」より 著者:太宰治
ましい、多少、得意になって、ばかな文句を、繰り返し繰り返し、これは、プルタアクの
英雄伝の中にあった文句であろう、どうも文学的教養がありあまって、ちょっと整理もつ....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
者の刑罰主義もまた与《あずか》って力あったことは疑うべくもない。 プルタークの
英雄伝によれば、「血法」なる名称はデマデス(Demades)の評語に起源している....
「婦人雑誌の問題」より 著者:宮本百合子
ヤの流行結髪の型がいつか推移しているばかりでない。調理案内に、名流婦人訪問記に、
英雄伝、特別読物などに、ブルジョア文化のファッシズムへの前進が照りかえしている。....
「今日の耳目」より 著者:宮本百合子
とはよく云われる言葉だと思う。特殊な例外の何人かにそれは当てはまる場合があろう。
英雄伝はいつもそのように書かれるのが常套である。けれども、国民の日々の生気の溌溂....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
問題にするならば、或いは博士を少くとも第一級に推さねばならぬだろう。併し吾々は今
英雄伝を問題にしているのでもなければ素質の心理学を問題にしているのでもない。問題....
「先駆的な古典として」より 著者:宮本百合子
オーフェンの思索とその方法と表現とのかかる古典的特色は満喫し得る。ギリシア神話と
英雄伝とを日常生活の伝統に持っていない日本人にとっては、全く訳者の云われている通....
「小さき家の生活」より 著者:宮本百合子
。一時間も、肴町、白山の方を散歩し、少し勉強し、風呂に入り眠る。 プルタークの
英雄伝を読み、シーザー、アントニオ、カトウ時代のギリシア、ローマ人の生活を、非常....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
』 ※『科学者と詩人』 ※『ゲーテとの対話』 ※『この人を見よ』 『プルターク
英雄伝』 ※『ミル自伝』 ――○―― 一九三五年五月九日迄の百合宛の....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
る荊となるのである。 (七) 私は当時マッチニ伝の準備をしていて、それは私の「
英雄伝」の中にはいるはずになっていた。数年間かかって記録をとっていた。ここに述べ....
「だいこん」より 著者:久生十蘭
たシチュウのようなもので、なんの役にもたちはしない。敗けたということだけなら、〈
英雄伝《ブリュタルク》〉の壮大なスタイルにならって、〈流星の一瞬の光芒のうちに、....
「「死」の問題に対して」より 著者:新渡戸稲造
となく、安らけく死を迎う、これは頗《すこぶ》る少いものだと思う。 プルタークの
英雄伝などを見ると、ローマ人などには、よく日本の英雄豪傑に似た人格が沢山ある。そ....
「三国志」より 著者:吉川英治
。 およそ彼の日常はこれで想像できるし、また彼が痩せッぽちであった証拠には、「
英雄伝」の所載に、呂布が捕われて操の前へひかれて来たとき呂布が、 「公。何ぞ痩せ....