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英領
「英領〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
英領の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
上がって来ては、彼を脅《おど》すのであった。 それは一九一〇年代の事であった。
英領植民地のシンガポーアの、マレーストリートとバンダストリートとの二街に、赤色|....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
ル産にはけっしてないことである。 「君、これはブラジルのじゃないね。南阿かね、
英領ギニアかね」 「どうして、泥のついた掘りたてのホヤホヤだ。といって、ブラジ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
中の一つの小島がだんだんに大きくなってそれが世界になったということになっている。
英領コロンビアのタクル人(Takullier)の観念は独特なものであって、すなわ....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
のドドをどこで見つけたんだ?」 「それが、ほぼ東経二十八度北緯四度のあたりです。
英領スーダンと白領コンゴの境、……イツーリの類人猿棲息地帯から北東へ百キロ、『|....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
シナと戦争したことはない。シナ争乱の基と言えば、その一つはアヘンである。アヘンは
英領東インドの産するところ。そのアヘンがシナの害にはなっても、英国では利益のため....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
ていたが、やはりいろんな面倒があって、とうとうそれを果すことができなかった。 七
英領やオランダ領の、マレー、ジャワ、スマトラなどの土人も、みな安南人と同じように....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
宣教師が殺されたのを口実として、あの香港を奪いとって今日におよんでいるのである。
英領|埃及においてしかり、
英領印度においてしかり、
英領アフリカ植民地においてもま....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
とも、帰国の船なら旅券なしでも乗れるけれど、そのかわり、旅券入用の土地、例えば、
英領植民地などへは、寄港しても上陸することを許されない――ところが、五十日近い海....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
して旅行最初の印象をちょっと申し上げたいと存じます。 上海を経まして、それより
英領の香港、また
英領のシンガポール、また
英領のセイロン島等に寄港し、続いて立寄っ....
「沙漠の古都」より 著者:国枝史郎
到着した。南支那海を南東に向けて再び航海は続けられた。フィリッピン群島を左に見て
英領ボルネオの首府サンダカンへ次第次第に近寄って行った。航海はこれまでは無事であ....
「マレー俳優の死」より 著者:岡本綺堂
種奇怪な物語に取りかかった。 料理のことは勿論この話に直接の関係はないのだが、
英領植民地のシンガポールという土地はまずこんなところであるということを説明するた....
「母と娘」より 著者:岡本かの子
にフランス第一の都として有名だったそうです。シーザーが攻めて来たそうです。又一時
英領になったこともあるそうです。今でも其の当時からの古い城が此の町の守護神のよう....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
わずかの間チベット仏教を学んだそうです。ところがサラット居士がインドに帰ってから
英領インド政府の命令でチベットの国情を取調べに来たのであるということが発覚して、....
「尊攘戦略史」より 著者:服部之総
下関《しものせき》戦争である。「全外人列強の連合行動」ではあったが、一年前の長崎
英領事モリソンの案とは逆に蛤門の敗戦で落目になったきっかけの激派長州を討ったのだ....
「イグアノドンの唄」より 著者:中谷宇吉郎
二十二日のことであった。即ち日華《にっか》事変が最高潮に達していた頃の話である。
英領南アフリカ喜望峰の近くに、東倫敦《イースト・ロンドン》という小さい漁港がある....