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茂子
「茂子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
茂子の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「赤耀館事件の真相」より 著者:海野十三
近い若い麻雀闘士が、鯨ヶ丘の上に威勢よく昇って来ました。麻雀聯盟の委員長である賀
茂子爵の鶴のような痩身の隣りには、最高の段位を持つ文士樋口謙氏の丸まっちい胡桃の....
「青年」より 著者:森鴎外
で遣っていたが、際立って大胆な熱情の歌を度々採ったことがある。その作者の名が三枝
茂子であった。三枝という氏は余り沢山はなさそうなので、ふいと聞いて見る気になって....
「アド・バルーン」より 著者:織田作之助
中学の、蔵鷺庵という寺の真向いの路地の二軒目。そして、そこにはもう玉子はいずに、
茂子という女が新しい母親になっていて、玉子が残して行ったユキノという私の妹は、新....
「地上」より 著者:島田清次郎
泣くようにして、その夜彼女を呼んだ羽二重商のいどむのを逃れて来たことを訴えていた
茂子は、時子の次に冬子の隣に眠っていた。冬子はわりにこの陰鬱な
茂子に好意をもつこ....
「古い暦」より 著者:長谷川時雨
いあてられて、機嫌よく笑われたりした。顧問という下へ署名して、鴎外先生は奥さんの
茂子さんに、印をもって来ておくれといわれ、漱石先生は傍らにおられた津田|青楓《せ....