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范
「范〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
范の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
れて育ったという。虎が神仏冥理のため悪人を罰した例も多い、『淵鑑類函』に扶南王|
范尋《はんじん》常に虎五、六頭|鰐魚《わに》六頭を畜《か》い、訟あって曲直知れぬ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
担生と呼んでいたが、蛇はいよいよ長大になって、もう担い切れなくなったので、これを
范県の東の大きい沼のなかへ放してやった。 それから四十余年の月日は過ぎた。かの....
「志賀直哉氏の作品」より 著者:菊池寛
二つに別つ事が出来る。それは氏が特種な心理や感覚を扱った「剃刀」「児を盗む話」「
范の犯罪」「正義派」などと、氏自身の実生活により多く交渉を持つらしい「母の死と新....
「柳毅伝」より 著者:田中貢太郎
してまた亡くなった。 毅はそれから金陵へ移ったが、鰥暮しでは不自由であるから、
范陽の盧姓の女を迎えた。見るとその女の顔が洞庭の竜女に似ていた。毅は昔のことを思....
「雷峯塔物語」より 著者:田中貢太郎
仕と相談して、二つの手簡を持って往かすことにした。その手簡の一つは、蘇州の押司の
范院長という者に与えたもので、一つは吉利橋下に旅館をやっている王という者に与えた....
「李陵」より 著者:中島敦
く。いや、彼ばかりではない。そこにかかれた史上の人物が、項羽や樊※《はんかい》や
范増《はんぞう》が、みんなようやく安心してそれぞれの場所に落ちつくように思われる....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
、ふたたび元の箱へ戻って来るという。 (宋人の小説にある報寃蛇の話に似ている)。
范祠の鳥 長白山の醴泉寺は宋の名臣|
范文正公が読書の地として知られ、公の祠は今....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
こ》んで、慧能大師《えのうだいし》の石臼の物語をはじめ、 「慧能ガ厳父ノ本貫ハ
范陽《はんよう》ナリ。左降《さこう》シテ嶺南ニ流レテ新州ノ百姓トナル。コノ身不幸....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
家のものを貪り見たことがあった。画院の待詔で、游魚の図の名手として聞え、世間から
范獺子と呼ばれた
范安仁をはじめ、応挙、蘆雪、崋山などの名高い作物をも見たが、その....
「封三娘」より 著者:田中貢太郎
范十一娘は※城の祭酒の女であった。小さな時からきれいで、雅致のある姿をしていた。....
「盈虚」より 著者:中島敦
言を承諾して、しかも実行しなかったのは、深謀遠慮の結果なのだと。 晋では当時|
范《はん》氏|中行《ちゅうこう》氏の乱で手を焼いていた。斉・衛の諸国が叛乱者の尻....
「蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
仕と相談して、二つの手簡を持って往かすことにした。その手簡の一つは、蘇州の押司の
范院長と云う者に与えたもので、一つは吉利橋下に旅館をやっている王と云う者に与えた....
「三つの悲憤」より 著者:豊島与志雄
咎めるからね。あの男は、僕の伴をしてくれた友人で仔細ないのだ。」 阮東は、友の
范志清を呼んで、張達に紹介し、それから、家郷のことをいろいろ尋ねました。 張達....
「加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
ず寝台へ腰を下ろし、それから書物を取り上げた。書かれてあるのは漢文であった。 「
范邸は浚儀の令たり。二人絹を市に挟み互いに争う。令これを両断し各※一半を分ちて去....