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茶山
「茶山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
茶山の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蒲団」より 著者:田山花袋
は田舎の紳士によく見るような書画道楽、雪舟、応挙、容斎の絵画、山陽、竹田、海屋、
茶山の書を愛し、その名幅を無数に蔵していた。話は自らそれに移った。平凡なる書画物....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
狂うものは狂いそめ、小菊、紺菊の類は、園の此処彼処にさま/″\な色を見せ、紅白の
茶山花は枝上地上に咲きこぼれて居る。ドウダン、ヤマモミジ、一行寺、大盃、イタヤ、....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
光は墓地に満ちたり。秋はここにも紅に照れる桜の葉はらりと落ちて、仕切りの籬に咲む
茶山花の香ほのかに、線香の煙立ち上るあたりには小鳥の声幽に聞こえぬ。今笄町の方に....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
しゅうちょう》獅の皮を剥製《はくせい》し馬をして見|狎《な》れ嗅ぎ狎れしむと。菅
茶山《かんちゃざん》曰く狼は熊に制せられ馬を殺す、しかるに熊は馬を怖ると(『筆の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の実現は覚束ないものだという原則を摘《つま》み出しました。 そのうちに、ふと菅
茶山翁《かんさざんおう》の「筆のすさび」という書物を見ると、こんなことが見出され....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
が祠られていた。それから右の案内者から碑文並に正成の筆という石摺などを買った。菅
茶山《かんさざん》の詩『客窓一夜聞松籟月暗楠公墓畔村』を想出して、昼と夜とこそ違....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
ような町々で出来る金物であります。一つは世に聞えている土佐紙であります。一つは能
茶山の焼物であります。それに多少竹細工その他のことを附け加えましょう。 高知の....