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「茶式〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

茶式の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
老年」より 著者:芥川竜之介
橋場《はしば》の玉川軒《ぎょくせんけん》と云《い》う茶式料理屋で、一中節《いっちゅうぶし》の順講があった。 朝からどんより曇ってい....
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
。主人は娘の教育に関して絶体的放任主義を執《と》るつもりと見える。今に三人が海老茶式部《えびちゃしきぶ》か鼠式部《ねずみしきぶ》かになって、三人とも申し合せたよ....
食魔」より 著者:岡本かの子
像に生花を配したり、ずいぶん突飛なことも彼によって示唆されたが、椅子テーブルの点茶式や、洋食を緩和して懐石の献立中に含めることや、そのときまで、一部の間にしか企....
連環記」より 著者:幸田露伴
入り奉る。平安朝は丁度太平の満潮、まして此頃は賢女才媛輩出時代で、紫式部やら海老茶式部、清少納言やら金時大納言など、すばらしい女が赫奕として、やらん、からん、な....
家常茶飯 附・現代思想」より 著者:森鴎外
まっています。決して母だから大切にするのではないのです。そこで今ここに一人の葡萄茶式部がいると想像して御覧なさい。そしてその娘もおっ母さんを大切にしているのです....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
」 妙秀はそういいながら、風炉先のそばを離れて、武蔵と息子の前へすすみ、優雅に茶式の礼儀をした。 もう七十ぢかい老母であったが、茶事の作法が身についていて、....