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「茶漬飯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

茶漬飯の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
猿飛佐助」より 著者:織田作之助
お富田無敵どのでござったか。これは奇遇!」 先年佐助がその今出川の道場を荒して茶漬飯をふるまわれたことのある富田無敵だと、すぐ判ったが、その富田無敵が何の仔細....
芝居狂冒険」より 著者:夢野久作
ゃん……」 万平はお膳の上にポロポロ涙を落しながら点頭いた。そのままガツガツと茶漬飯を掻込んだ。 「ヨー色男」 飯を喰った万平が、表二階の若衆部屋へ上って行....
栄蔵の死」より 著者:宮本百合子
戸前らしく仕度てるために、内所の苦労は又、人なみではない。 嫁には、無理じいに茶漬飯を食べさせて置いて、自分は刺身を添えさせ、外から来る人には、嫁が親切で、と....
草紅葉」より 著者:永井荷風
て、わたくしを吉原の角町《すみちょう》、稲本屋の向側の路地にある「すみれ」という茶漬飯屋まで案内してくれたことがあった。水道尻の方から寝静った廓《くるわ》へ入っ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
も不消化物を食べさせる風《ふう》だから大概な赤児は立つ事も碌《ろく》に出来ないで茶漬飯《ちゃづけめし》を茶碗に一杯位食べるよ」お登和「オホホ」と思わず笑い出す。....
五重塔」より 著者:幸田露伴
拭き拭き勝手の方に立ったかとおもえば、もうざらざらざらっと口の中へ打ち込むごとく茶漬飯五六杯、早くも食うてしまって出て来たり、さようなら行ってまいります、と肩ぐ....
食道楽」より 著者:村井弦斎
心持も良し、消化吸収が良くなる事もあります。といって坐職の人や脳を使う人が毎日お茶漬飯を食べると運動不足のために不消化を起しますから何でも人の境遇によってその程....