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「茶筅髪〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

茶筅髪の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
稲生播磨守」より 著者:林不忘
相家として知られた某藩の久保奎堂《くぼけいどう》も混っている。奎堂は五十がらみ、茶筅髪の学者型である。一同が提げ刀のまま入り乱れて席を譲り合いながら、座につこう....
丹下左膳」より 著者:林不忘
絶えず口尻をヒクヒクさせて、ものをいうたびに顔ぜんたいが横にひきつる。 大きな茶筅髪《ちゃせんがみ》を緋《ひ》の糸で巻いたところなど、さすがに有名な変物《へん....
織田信長」より 著者:坂口安吾
を失ったのは十六のときだ。父の葬儀の焼香に現れた信長は袴をはいていなかった。髪は茶筅髪、つまりフンドシカツギのマゲだ、腰の太刀にはシメ縄がまいてある、悪太郎が川....
平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
のんびりとあちらこちらの景色を眺めてござる。 総髪《そうはつ》の先を切った妙な茶筅髪《ちゃせんがみ》。 でっくりと小肥りで、ひどく癖のある怒り肩の塩梅《あん....