茶粥[語句情報] » 茶粥

「茶粥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

茶粥の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
縷紅新草」より 著者:泉鏡花
察しものです。すぐ背後の土間じゃ七十を越した祖母さんが、お櫃の底の、こそげ粒で、茶粥とは行きません、みぞれ雑炊を煮てござる。前々年、家が焼けて、次の年、父親がな....
奥の海」より 著者:久生十蘭
度のことをしてくれるが、大臣家、羽林家と下ると、そういう保証もないので、朝は薄い茶粥に胡麻塩、昼は一汁一菜に盛りっきりの麦飯、あとは翌朝まで、咽喉を通るのは水ば....
茶粥の記」より 著者:矢田津世子
ないらしかった。 荷をあらかた送り出して明日立つという前の朝、清子は久し振りで茶粥を炊いて姑と二人で味わった。良人のお骨へはふだん用いつけていた茶碗に少しばか....
食道楽」より 著者:村井弦斎
牛乳の中へ少し塩を加えて入れて弱火《とろび》で気長に二時間も煮るのです。 第七茶粥《ちゃかゆ》 と申すのは至《いたっ》て淡泊なもので、これは最初によくほうじた....
食道楽」より 著者:村井弦斎
ちゃわんずし》 秋 第二百七十 茶碗鮨《ちゃわんずし》茶粥《ちゃがゆ》 秋付録 米料理百種「日本料理の部」の「....