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「茶腹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

茶腹の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
丹下左膳」より 著者:林不忘
のでござったかな? それとも、丸い物――」 「これこれ、米の噂をしてくださるな。茶腹が鳴るワ」 「森越中殿《もりえっちゅうどの》、其許《そこもと》は御裕福でござ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
」ハッハッハと笑ってしまうわね。明日からは五月梅雨ですから、おお哀れ犀星よ、汝の茶腹をいかんせん、というところです。実におくめんなしに。一番ましなのは、高村光太....
魔像」より 著者:林不忘
こうして馬場下の茶店に腰を下ろし、茶を飲む。菓子を摘《つま》む。定公なんか、 「茶腹《ちゃばら》も一とき、アアもうダブダブになっちゃった」 というさわぎだ。 ....
円太郎馬車」より 著者:正岡容
して悦に入るが、長屋の衆はアルコール分がないから滅入るばかりだ。第一、ダブダブの茶腹には、春の日の風が冷たかった。ますます御恐悦の大家さんは一句詠めとおっしゃる....
食道楽」より 著者:村井弦斎
から必要な場合に水分を分泌する位だから水分を多量に飲むと胃の中へ停滞して俗にいう茶腹が張ったように腹がダブダブする。あれは水分が胃の中へ溜まって外に往《ゆ》く処....