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「茶舗〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

茶舗の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
ぬるに、慶安の頃ほひ、山城国、京洛、祇園の精舎に近く、貴賤群集の巷に年経て住める茶舗|美登利屋といふがあり。毎年宇治の銘を選んで雲上に献り、「玉露」と名付けて芳....
画筆に生きる五十年」より 著者:上村松園
のもおりました。父は、私が生まれた年に亡くなりました。 家業は父から受け継いだ茶舗を、母が営んでおりました。祖父は、大阪町奉行であった大塩後素の甥に当たりまし....
わが母を語る」より 著者:上村松園
二月。つまり母は、主人を失ってから私を生んだわけです。父は四条御幸町に店を構え、茶舗を創めたばかりのところでした。そんな時に、父が亡くなったのですから、親類、母....
新古細句銀座通」より 著者:岸田劉生
ちは玉木屋ではない玉木商会です」といってしかられたことがある。 京橋づめが池田茶舗、この店も古く、昔は店の奥に真黒な茶壺がならんでいて、古風ないい茶店であった....