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荀子
「荀子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
荀子の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「善の研究」より 著者:西田幾多郎
従うのが善であり、これに背《そむ》くのが悪であるといっている。その他シナにおいて
荀子《じゅんし》が凡て先王の道に従うのが善であるといったのも、一種の権力説である....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
初め勘右衛門、後|縫殿助であった。拙誠堂の別号がある。幕府の儒員に列せられた。『
荀子』、『韓非子』、『淮南子』等の考証を作り、旁国典にも通じていた。明治十一年四....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ものあり。北アフリカの角蝮《ホーンド・ヴァイパー》は眼の上に角を具う。それから『
荀子』勧学篇に、※蛇《とうだ》足なくして飛ぶとは誠に飛んだ咄《はなし》だが、飛ぶ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
羊頭鬼)に酷似したと伝うるが、孔子もそれと互角な不男《ぶおとこ》だったらしく、『
荀子《じゅんし》』に〈仲尼《ちゅうじ》の状面|※《き》を蒙《かぶ》るがごとし〉、....
「平塚・山川・山田三女史に答う」より 著者:与謝野晶子
身」を本として「治国平天下」に拡充し、「人を措いて天を思わば万物の情を失う」(『
荀子』)といい、「人を治むる所以を知るは天下国家を治むる所以を知るなり」(『中庸....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
子、その辺にも大衆という文字は覚えがねえが……でも、どこかで見たようだ。左伝か、
荀子《じゅんし》か…… 実によけいな心配をしたもので、お手前物の百味箪笥の引出....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
のばして二十日の分は、用事のためとばすと云ってよこしました。冨山房の辞典のために
荀子、老子というようなものを調べているらしい模様です。
○十四日には、あわただ....
「岷山の隠士」より 著者:国枝史郎
人之性直。罔之生也。幸而免』こうあったように思われます。しかし孟子は性善を唱え、
荀子は性悪を唱えました。だが告子は性可能説を唱え、又|楊雄、韓兪等は、混合説を唱....
「荘子」より 著者:岡本かの子
起った。 孔子の倫理的理想主義を承けて孟子は人間性善説を提掲した。これに対して
荀子は人間性悪説を執り法治論社の一派を形造った。墨子の流れを汲む世界的愛他主義が....