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草莱
「草莱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
草莱の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「弟子」より 著者:中島敦
と、孔子が答えた。已《すで》にその領域に入れば田疇《でんちゅう》ことごとく治まり
草莱《そうらい》甚だ辟《ひら》け溝洫《こうきょく》は深く整っている。治者恭敬にし....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
した柳の陰に歌を詠じ、それから那須野が原へとかかった。茫々《ぼうぼう》たる曠野、
草莱《そうらい》いたずらに茂って、千古ただ有るがままに有るのみなのを見て、氏郷は....
「新疆所感」より 著者:日野強
聞目睹したる結果は、五十八万方マイルの大宝庫、古来蛮雲のとざす所となりて、空しく
草莱(そうらい)に委し、二百万の生霊、なお瘴烟(しょうえん)の裡に包まれて、いた....