草雲雀[語句情報] »
草雲雀
「草雲雀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
草雲雀の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
を思い出しますね。そんなことを云うと、虫屋さんに憎まれるかも知れませんが、松虫や
草雲雀のたぐいは値が高いばかりで、どうも江戸らしくありませんね。当世の詞でいうと....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
通る。その混雑のあいだに一軒の虫売りが市松障子の家台をおろしている。松虫、鈴虫、
草雲雀のたぐいが掛行燈の下に声をそろえて鳴く。ガチャガチャ虫がひときわ高く鳴き立....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
ない誇りを抱く手あいもあるからであろう。 虫と河鹿 松虫、鈴虫、轡虫、さては
草雲雀、螽斯なんど、いずれ野に聞くべきものを美しき籠にして見る都びとの風流は、今....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
く虫には種々有りまするが一緒に啼いて居りますると、何れが鈴虫か、松虫か、機織か、
草雲雀か、とんと分りませんけれども、余念を去って沈着いて聞きますと分りますから、....