荒事師[語句情報] » 荒事師

「荒事師〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

荒事師の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
村芝居」より 著者:井上紅梅
して、長槍をしごき、腕を剥き出した大勢の男と戦いの最中であった。 「あれは名高い荒事師だ。蜻蛉返りの四十八手が皆出来るんだよ。昼間幾度も出た」と雙喜は言った。 ....
九代目団十郎の首」より 著者:高村光太郎
ず痩せても居なかった。彼の大きさは素質から来ている。深みから来ている。血統から、荒事師の祖先から来ている。絶体絶命の大きさなのである。 団十郎の顔はぽかりと大....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
したことだな」 「百もご承知、お前さんは、縮緬ぞッきじゃいるけれど、辻斬り稼ぎの荒事師――、そう知ったからこそ横槍を入れたのさ。悪かったかい」 「なんだと」 「....