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荒地野菊
「荒地野菊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
荒地野菊の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「接吻を盗む女の話」より 著者:佐左木俊郎
恵子は、母親の前に立って駈け歩いた。すると向こうから、姫苦蓬《ひめにがよもぎ》や
荒地野菊《あれちのぎく》の雑叢《ざっそう》の間を、静枝が此方《こちら》ヘ歩いて来....
「都会地図の膨脹」より 著者:佐左木俊郎
れあがった。碁盤目の中には、十字に椹の籬が組まれた。雑草は雨毎に蔓延って行った。
荒地野菊が地肌を掩い、姫昔蓬が麻畠のように暗い林になって立った。蓼は細いちょろち....