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荒城の月
「荒城の月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
荒城の月の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「姥捨」より 著者:太宰治
国煙草を買って、外へ出た。自動車に乗り、浅草へ行った。活動館へはいって、そこでは
荒城の月という映画をやっていた。さいしょ田舎の小学校の屋根や柵が映されて、小供の....
「映画雑感(Ⅲ)」より 著者:寺田寅彦
さそうに思われた。 滅びた主家の家臣らが思い思いに離散して行く感傷的な終末に「
荒城の月」の伴奏を入れたのは大衆向きで結構であるが、城郭や帆船のカットバックが少....
「ダス・ゲマイネ」より 著者:太宰治
にやにやひとりで笑いだした。「僕は馬場みたいに出鱈目を言うことはきらいですねえ。
荒城の月の話はまだですか?」 「
荒城の月、ですか?」私にはわけがわからなかった。....
「昨日・今日・明日」より 著者:織田作之助
歌が聴こえていた。 「あ、ラジオが聴こえてる」 と、ミネ子は立ち停った。歌は「
荒城の月」だった。 ミネ子のつきあいで聴いているうちに、赤井はふと、 「聴いた....