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「荒尾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

荒尾の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
思わずにいた。」 「つまりまず賊中の豪なるものでございましょうな。なんでも以前は荒尾但馬守様《あらおたじまのかみさま》のお供押《ともお》しか何かを勤めたことがあ....
生前身後の事」より 著者:中里介山
たようなあんばいであった、併し、進んで行くうちに漸く感興を催して来て遂に高田実の荒尾譲介にぶっつかってしまったのだ、貫一は藤沢浅次郎であった、お宮は高田門下の山....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
とがその頃「金色夜叉」を読んでは熱心に批評し合っていたのを覚えている。 彼等は荒尾譲介と間貫一との友情に感激していた。宮さん宮さんと言うような言葉は多少のきま....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
――与力の職を長男に譲り、今は隠居の身分ながら、根岸|肥前守、岩瀬|加賀守、荒尾|但馬守、筒井|和泉守、四代の町奉行に歴仕して、綽名を「玻璃窓」と呼ばれたと....
私本太平記」より 著者:吉川英治
くした官軍もまた積極的な姿勢をしめし出した。――三河の住人、足助次郎が、幕府方の荒尾兄弟を射て取り、般若寺の本性坊が、寄せ手の頭上に、大石の雨を降らせて、天皇旗....