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荒山
「荒山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
荒山の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
芳賀郡《はがごおり》のお生れですナ。今を去る千百余年、延暦《えんりゃく》三年|二
荒山《ふたらさん》の山腹において、桂《かつら》の大樹を見つけ、それを、立ち木のま....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
水鳥のすだく水沼を皇都となしつ」(同・四二六一)、「大君は神にしませば真木の立つ
荒山中に海をなすかも」(巻三・二四一)等の参考歌がある。 右のうち巻十九(四二....
「帝展を見ざるの記」より 著者:寺田寅彦
たが容易に思い出せない。帝展以外の方面もひっくるめてやっと思い出しのが龍子の「二
荒山の絵巻」、誰かの「竹取物語」、百穂の二、三の作、麦僊の「湯女」などがある。そ....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
すが、誰あっても助ける者はありません。此処は追貝村の入口で、西の方は穂高山、東は
荒山、北の方は火打山で、南の方は赤城山、山又山の数坂峠、大樹は生茂って居りまして....
「食指談」より 著者:佐藤垢石
を加えたのが役に立ち、しかもほんとうの上味噌が用いてある。 殊に、鹿は日光の二
荒山、赤薙山、太郎山、明神岳あたりを中心とした連山で晩秋の交尾期が去って雪を迎え....
「わが童心」より 著者:佐藤垢石
が、赤城の長い青い裾から、鋸の歯のように抜けだしている。足尾山は、中宮祠湖畔の二
荒山や、奥日光の峻峰を掩い隠しているけれど、わが上新田から一里半ばかり南方の玉村....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
、
白銀の小川が黄金の江に流れ入るのが見えよう。
そうしたら深い谷々を蔵している
荒山も、
神々に似た己の歩を礙げることは出来まい。
己の驚いて※った目の前に、潮....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
およそは判るように思われる。 鼠に月を吐き出だす雲 夕菊 秋山に
荒山伏のいのる声 翁 樵る人も無くこけし神の木 友五 ....