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荷方
「荷方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
荷方の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
の関からすこし離れた焼津《やいづ》の浜に、中川藩のお舟蔵があって、久住はそこのお
荷方下見廻りという役の木っ葉武士なのだ。しじゅう船に乗って、豊後水道を上ったり下....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
びら》を被って、黒い影が前倒《のめ》るように飛び込んで来た。具足町の葉茶屋徳撰の
荷方《にかた》で一昨年の暮れに奥州から出て来た仙太郎という二十二、三の若者だった....
「とと屋禅譚」より 著者:岡本かの子
な脅えさえ感じられた。売先からの勘定は取れず、貸越し貸越しになり、それに引きかえ
荷方からは頻りに勘定の前借りを申込まれる。小笹屋は河岸でも旧い問屋であり、父親の....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
へ御案内いたそうと存じて、支度をしているところでござります。天神の河岸のほうは、
荷方の者や便乗のお人が混みあっておりますから、水夫などがどんな御無礼をいたさない....