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荷電
「荷電〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
荷電の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
は主に星雲の一番外側の部分に広く広がったガス体の中に集積し、そうして多くの場合に
荷電されている宇宙微塵の作用で光を放つ、それが星雲に特有なガススペクトルを与える....
「量的と質的と統計的と」より 著者:寺田寅彦
万ボルトの電撃という一語であらゆるサージの形を包括していた。放電間隙と電位差と全
荷電とが同じならばすべてのスパークは同じとして数えられた。すなわちわれわれはやは....
「ジャーナリズム雑感」より 著者:寺田寅彦
は従わないのである。重力加速度に関する物理の方則は空気の抵抗や風の横圧や、偶然の
荷電や、そんなものの影響はぬきにして、重力だけが作用する場合の規準的の場合を捕え....
「B教授の死」より 著者:寺田寅彦
当時自分の研究していた地磁気の急激な変化と、B教授の研究していた大気上層における
荷電粒子の運動との関係についていろいろ話し合ったのであったが、何度も会っているう....
「自然現象の予報」より 著者:寺田寅彦
いはこれらの合成によりて得らるるものならば比較的簡単なれでも、例えば物体の温度、
荷電等のごとき性質のものが与えられたりとせよ。もし物体の内部構造等に立ち入らざる....
「物質とエネルギー」より 著者:寺田寅彦
に見える。それで前の物質の定義によれば物質のように見える。同時にこれには一定量の
荷電がある。
荷電の存在は一体何によって知る事が出来るかというと、これと同様の物を....
「物理学実験の教授について」より 著者:寺田寅彦
注意にも鉄の振子を強い磁石の傍で振らせたり、あるいは軽い振子の場合に箱のガラスが
荷電していたりしては決して正しい結果は得られるはずはない。箱の中でなく風のある部....
「方則について」より 著者:寺田寅彦
立しそうもないのである。 上に述べたペンに働く力はこれに止まらぬ。ペンに微量の
荷電があれば、あるいは自身にはなくても他に
荷電体があれば、その感応によって周囲の....
「塵埃と光」より 著者:寺田寅彦
ると、通俗な意味で塵と称するものでなくても、凝縮の中核となるものは色々ある。特に
荷電されたガスのイオンのようなものでも湿気が充分多くていわゆる過飽和度が高ければ....
「比較科学論」より 著者:中谷宇吉郎
た。その頃までに、古典電子論は発達の極致に達し、電子の大きさ、剛性《ごうせい》、
荷電《かでん》の分布状態などについて、議論は尽きるところを知らず、煩瑣《はんさ》....