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荼毒
「荼毒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
荼毒の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
出版の信を失なわしむ 普通出版界に普及せし悪影響 融通金主の当惑 多数少国民を
荼毒せし文弱化 印税成金の堕落 広告不信認の悪例を作りし罪 国産用紙の浪費 批評....
「青年」より 著者:森鴎外
配する様になって、あの特色は生じたのだろう。そこで社主が代って、あの調子を社会を
荼毒するものだと認めたとしよう。一般の読者を未丁年者として見る目で、そう認めたの....
「恐怖の季節」より 著者:三好十郎
の外へ追いやることが出来なくなってしまったのです。つまり右の友人は、私の想像力を
荼毒してしまったのです。彼を私は呪います。呪うための一つの方法として、彼が「小豚....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
あるとし、 「――願わくば、乱将義貞|誅伐の勅許をたまわりたい。つくすべき忠も、
荼毒の輩が君の側らにはびこっていたのでは捧げようもない。君側の奸を一掃してのうえ....