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「莎草〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

莎草の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
名を有する。これは岩崎灌園の著『本草図譜』巻之七にその図が出て、灌園はそれを「水莎草《すいしょうそう》(救荒本草 磚子苗注)水生のかやつりぐさなり苗葉三稜に似て....
くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
海の物など入るる器物にくぐつといへる、万葉などに見ゆ。袖中抄に「裹」字をよみて、莎草を編みて袋にしたるをいふ也、万葉集抄には、細き縄を持物入るゝものにして、田舎....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
に花の色のくれないが、鄙に稀なることをめでてつけたのかも知れぬ。 かやつり草は莎草などとも字に書いているが、どういう漢語が正しく当るかを知らない。一種なつかし....
秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
布しているけれども、其他は茫々たる草原で、五、六寸から一尺あまりに延びた禾本科や莎草科の植物が吹き募る東南の風に靡いている。紅に染った葉の色も霜や雪に焼けて、少....