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「莠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

莠の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
あいびき」より 著者:ツルゲーネフイワン
の玉の屑を散らしたように、煌《かがや》きはしないが、ちらついていた、また枯れ草、《はぐさ》、藁《わら》の嫌いなくそこら一面にからみついた蜘蛛の巣は風に吹き靡《....
武蔵野」より 著者:国木田独歩
ず》を散らしたように煌《きらめ》きはしないがちらついていた。また枯れ草《くさ》、《はぐさ》、藁《わら》の嫌いなくそこら一面にからみついた蜘蛛《くも》の巣は風に....
十二支考」より 著者:南方熊楠
魚樹に登る景色あり月海上に浮かんでは兎も波を走るか面白の島の景色やとあるは『南畝言《なんぽいうげん》』上に拠ると建長寺僧自休が竹生島に題せる詩の五、六の句〈樹....
硝子戸の中」より 著者:夏目漱石
かったけれども、何しろ損はしないだろうというだけの満足はあった。私はその夜|南畝言《なんぽしゆうげん》――たしかそんな名前だと記憶しているが、それを机の上に載....
鳥羽伏見の戦」より 著者:菊池寛
日開陽艦に移乗し、八日の夜抜錨して江戸に向った。 鳥羽伏見戦の第一夜の印象を『草年録』の著者は、次ぎのように語っている。 一昨三日、薄暮より伏見の辺に当り、....
十二支考」より 著者:南方熊楠
が氏既に老病中で明答を得ず。かれこれするうち予も帰朝してそれなりで過した。『南畝言《なんぽゆうげん》』の文を読み損ねて勝軍地蔵を日本で捏造《ねつぞう》したよう....
位牌田」より 著者:田中貢太郎
て頭から取りあげなかった。 老人は早速その田を耕して稲を植えた。そして、熱心にを除ったり肥料をやったりしたので、稲はよく稔った。 老人はそれを見て、村の人....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
し頃より再び文壇に接近し『南畝帖千紫万紅《なんぼちょうせんしばんこう》』『南畝|言《ゆうげん》』等の出板《しゅっぱん》を見るに至れり。 文政《ぶんせい》六年....