菊の間[語句情報] » 菊の間

「菊の間〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

菊の間の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
元禄十三年」より 著者:林不忘
ろしょいん》に、飾りつけができていた。 大広間上席、帝鑑の間、柳の間、雁の間、菊の間と、相役が席についた。 静寂が、城中に渡って、柳原大納言、正親町《おおぎ....
煩悩秘文書」より 著者:林不忘
がためではござりませぬ。」 今年で、ちょうど七年まえのことである。 千代田城菊の間出仕、祖父江出羽守《そふえでわのかみ》の狩猟地《かりち》だった田万里は、殺....
魔像」より 著者:林不忘
か。どうしたっていうのさ……」 送《おく》り狼《おおかみ》 一菊の間、雁の間、羽目の間――。 千代田の大奥には、硝子《びいどろ》を透かして見....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
、十四、五人の侍女たち、皆一つずつの燭台をささげ、闇を払って長廊下から百|畳敷の菊の間へ流れこんだ。 まもなく阿波守|重喜、茶亭からここへ席を移し、京浪人と称....