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菊の露
「菊の露〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
菊の露の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「誓之巻」より 著者:泉鏡花
団欒 石段
菊の露 秀を忘れよ 東枕 誓 団欒 後の日のまどいは楽しかりき....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
で橘之助といった名題|俳優が、年紀二十有五に満たず、肺を煩い、余り胸が痛いから白
菊の露が飲みたいという意味の辞世の句を残して儚うなり、贔屓の人々は謂うまでもなく....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
余念もない二人の状を、飽かず視めてうっとりした。女房の何となく悚然としたのは、黄
菊の露の置きかわる、霜の白菊を渡り来る、夕暮の小路の風の、冷やかなばかりではなか....