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菊池寛
「菊池寛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
菊池寛の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文放古」より 著者:芥川竜之介
ゃ》は※《うそ》のように一人もいないじゃないの? 倉田百三《くらたひゃくぞう》、
菊池寛《きくちかん》、久米正雄《くめまさお》、武者小路実篤《むしゃのこうじさねあ....
「湖南の扇」より 著者:芥川竜之介
若《も》し又多少でも僕等の間に不評判になっていたとすれば、それはやはり同室だった
菊池寛の言ったように余りに誰にもこれと言うほどの悪感を与えていないことだった。…....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
かったとすれば、啓吉もさほど楽々とは誘惑の外に出られなかったかも知れない。
註
菊池寛氏の「啓吉の誘惑」を見よ。
処女崇拝
我我は処女を妻とする為に....
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
離の接近するに従って減少するものではない。距離の接近はかえって媚態の強度を増す。
菊池寛《きくちかん》の『不壊《ふえ》の白珠《しらたま》』のうちで「媚態」という表....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
ている。 同じ年の五月上旬、芥川氏は氏の入社と同時に、東京日々の方へ迎えられた
菊池寛氏と連立って、初めて大阪に来たことがあった。新聞社へ来訪したのが、ちょうど....
「形」より 著者:菊池寛
形
菊池寛 摂津半国の主であった松山新介の侍大将中村新兵衛は、五畿内中国に聞こえた....
「青春論」より 著者:坂口安吾
たころ、書斎に一枚の短冊が貼りつけてあって「我事に於て後悔せず」と書いてあった。
菊池寛氏の筆であった。その後、きくところによれば、これは元来宮本武蔵の言葉だとい....
「日映の思い出」より 著者:坂口安吾
感受性を持っていたのである。外の映画会社の社長にこれだけの識見は多分なさそうで、
菊池寛社長の企業的才能よりも、U氏のこのつゝましい識見の方が、日本のためには必要....
「“歌笑”文化」より 著者:坂口安吾
とすれば、彼の芸の背景にしっかりと骨格をなしていた醜男の悲哀であったろう。それは
菊池寛の骨格をなしていたそれよりも、もっとめざましく生ま生ましいものであったし、....
「我が人生観」より 著者:坂口安吾
自の自己紹介があった。私の番がきて、立ち上って姓名を名乗ると、席を向い合っていた
菊池寛が、 「キミ、もっと、大きく」 と叫んだ。私は彼と一切交遊がない。彼が私....
「兄貴のような心持」より 著者:芥川竜之介
自分は
菊池寛と一しょにいて、気づまりを感じた事は一度もない。と同時に退屈した覚えも皆無....
「「菊池寛全集」の序」より 著者:芥川竜之介
なかった、或は与える才能に乏しかった、と云う事実を指したのであろう。この意味では
菊池寛も、文壇の二三子と比較した場合、必しも卓越した芸術家ではない。たとえば彼の....
「恒藤恭氏」より 著者:芥川竜之介
ントの再来か時計の振子かと思う程なりき。当時僕等のクラスには、久米正雄の如き或は
菊池寛の如き、天縦の材少なからず、是等の豪傑は恒藤と違い、酒を飲んだりストオムを....
「歌の円寂する時」より 著者:折口信夫
にじみ出した主題を見つける処にある。この主題も、近代劇によく扱われている――而も
菊池寛氏が、其を極めてむき出しな方法で示している――様なのを言うとする人々に同じ....
「「心理試験」序」より 著者:小酒井不木
行くときに気づかれない程度の不自然や「こしらえ」は許されてもよいではあるまいか。
菊池寛氏が歴史小説について、読者が歴史に対して持っている幻影を壊さない限り、史実....