菊花石[語句情報] » 菊花石

「菊花石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

菊花石の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
とは、どういうことか」 「はっ」 と、花夜叉は、地に伏せていたひたいを上げた。菊花石くずれの鬼みたいな顔である。花夜叉という芸名は、それを愛嬌に売り物としてい....
醤油仏」より 著者:吉川英治
櫃も空だとみえる。――左次郎はそんなことを考えながら、銅鑼という通称をとった彼の菊花石を眺めていた。 「失礼だがお前さん、何か、敵討でも望んでいる身の上じゃない....